DVDラベル ディアドクター

映画「夢売るふたり」を発表！
監督 西川　美和

「蛇イチゴ」「ゆれる」「ディアドクター」などで数多くの映画賞を受賞した
西川美和監督の新作「夢売るふたり」が８日から、全国公開されます。

メインキャストには、松たか子さんと阿部サダヲさんが抜擢で初共演です。
結婚詐欺に巻き込まれていく女性たちを演じる方は、
田中麗奈さん、鈴木砂羽さん、木村多江さんら個性派ぞろいで注目ですね。

監督 西川　美和さんは、一筋縄ではいかない人間ドラマを撮り続けています。
今回の西川美和監督の新作「夢売るふたり」で描くのは、
火事で自分たちの店を失ったのをきっかけに結婚詐欺を共謀する夫婦の衝撃のラブストーリー物語です。

結婚して10年目の夫婦の貫也（阿部サダヲさん）と里子（松たか子さん）が
東京の片隅で小料理屋を営んでいたが火事で何もかも失ってしまう。
自分たちの店を持つという夢を諦めきれない二人は、
再出発への資金稼ぎに“結婚詐欺”で次々に女性たちをだましていくのです。
妻（松）が孤独を抱える女性を見つけ、
その隙間に夫（阿部）を滑り込ませていくのでです。
しかし…うその繰り返しはというと、
だました女性達と共に夫婦の間の歯車を徐々に狂わせていくのです。

西川美和監督は「ディア・ドクター」を撮り終えた後、女性を軸にした映画を作りたくなったそうです。
（「ゆれる」は兄弟、「ディアドクター」は男性の医師が主役でした。）
「夫婦の物語と、女性の生きざまのようなものを描きたいと考えた。自分自身も周囲の女性たちも三十代になり、
結婚や女性としての生き方をどうするのか、同じような悩みを持つようになった。結婚詐欺を働く夫婦の話なら、
妻と夫の話も、だまされる女性たちのさまざまな人生も一網打尽に描けると思い、この設定を選んだ」
と物語の生まれた経緯を語られています。

最後に西川美和監督は「前作は読後感がいい、多くの方に見てもらえる作品だった。
今回は本来の自分の姿に戻り、もう一回人間の持っているダークサイドに切り込んだ作品。
映像も音もこだわって作った映画なので、ぜひ劇場で見てほしい」と映画ファンに呼び掛けられたそうです。

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